藤田嗣治展









府中美術館で開催中の「藤田嗣治展 ー東と西を結ぶ絵画」に行ってきました。

すごい人気で10時半頃着いたら既に長蛇の列、入場制限されていました。やっと順番が回ってきて、さぞかし混み合って作品が見れないのではと覚悟していたのですが、スタッフの方々の配慮でゆっくり鑑賞出来ました。

藤田嗣治生誕130年記念の特別な展覧会、たくさんの作品が展示されていました。
年代順に展示されていたので、その時々の画風の違いなどがとてもわかりやすかったです。

26歳でパリに渡り、試行錯誤の末に生み出された乳白色に輝く下地に、細い筆で描かれた流れるような墨の線。
日本的で繊細な美意識と巧みな技術がパリの人々を魅了した裸婦や自画像などの作品。藤田といえば誰もが思い浮かぶ作品ですね。

今回はこれらの作品の他に、日本の従軍画家として描いた戦争の絵・中南米を旅した時の極彩色の絵・子供のいなかった藤田の我が子のように描いた子供達の絵など、その時々の作風がとても興味深かったです。

中でも設計から、レリーフ・ステンドグラスまで全てを手がけたランスの礼拝堂がとても衝撃的でした。
洗礼を受けて長年の夢を実現した藤田。
80歳を前にして初めてフレスコ画にも挑戦し、最後にして最大の作品を完成させました。
今まで知らなかった事や多くの発見があり、今回もとても勉強に成った展覧会でした。