子ども用品の色



おもちゃ・洋服・雑貨など、子ども用品に使われている色は、たいてい私達が見て「いかにも子ども用品」とわかる可愛らしい色使いです。

特に乳児用品にはクリーム色・ピンク・白・ブルーなど優しい色が使われています。

もうすこし大きくなった子ども達用の幼児用品には、はっきりとした色・原色が使われるようになります。

どちらにしても、大人用に多い寒色系やモノトーン・くすんだ色などは、子ども用品ではあまり一般的ではないようですね。

実は生まれたばかりの赤ちゃんは、眼は開いていても色を識別する事が出来ず、眼では明るさと動きに反応するそうです。

生後2~3ヶ月になるとやっと色を識別出来るようになりますが、最も反応するのが黄色・続いて白・ピンクの順だそうです。

6ヶ月位でようやく原色を識別出来るようになり、色に非常に興味を示し、幼児期まで原色、特に暖色系を好む傾向にあると言われています。

子ども用品は、子どもたちが認識しやすい色、好む色でちゃんと商品構成がされていたんですね。

色で選ぶ食べ物



日光と色彩を体に取り込むのは食べ物です。食べ物の色が濃ければそれだけ体にいいそうです。
色彩が凝縮されているだけでな、ビタミンやミネラルの含有量も高くなるからだとか。

私達の体が食べ物の色を欲しがるので、その食べ物を摂取するとも言われているそうですよ。

橙色のニンジンは組織を調和させ新しい組織を作り出す手助けをします。

赤は赤ダイコンやサクランボ・イチゴ・トウガラシなどですが、これは血液を浄化します。

黄色はレモン・薬用植物などで、体の酸のバランスを正常にします。

同じ黄色でもバナナ・カボチャ・干したセンナの葉は胃腸の働きを促します。

紫はプラム・ブドウなどで神経の働きを助けます。

緑はほうれん草・キャベツ・パセリなどで、ミネラルが豊富で体をリラックスさせて若返らせます。

水は波長の短い青色だけを透過するので青とみなされ、神経を落ち着かせます。

「似ている色の食べ物は、体にとってやはり似たような働きをする」とも言われています。

普段あまり意識していませんでしたが、食べ物の色って重要なんですね。
これからの食生活、見直さなければ!
色を選んで、毎日健康でいたいですね。

青の世界 ⑷


(写真 イルミネーション光のトンネル内)

眠れない時は青を

青は気持ちを静めて落ち着きを促してくれます。
医学的には、血圧を下げて脈を少なくする効用があると、実験でも確かめられています。

不眠症の治療では、患者さんに青い光の部屋で休んでもらったり、高血圧の患者さんには、青いパジャマを着てもらったりする事もあるそうです。

日常生活にこうした青の力を取り入れると、眠れない時や疲れた時に心身を休ませてくれ、確実な効果が得られます。

精神的に疲れている日、何故かイライラする時など、天気が良ければ青空を見つめて深呼吸をしてみましょう。
青い服を着たり、ラピスラズリやサファイアのアクセサリーを身につけるのもいいかもしれませんね。

(参考文献 色の辞典)

青の世界 ⑶



抽象的な色、青はイメージ様々

地球そのものの色であるにも関わらず、具体的なものとは結びつかない青は、他のどの色よりも人の心情を託すのに適しています。

メーテルリンクの「青い鳥」や、ノヴァーリスの「青い花」は実在の鳥や花ではなく、幸福や情景を象徴する理想の存在です。
空想の世界を描くのには、青がピッタリだからかもしれませんね。

また「ブルーヘブンな」という言葉には天国の意味があり、イギリスのガーター勲章に発するブルーリボンは、様々な分野で最高位の賞になっています。

さらに優秀な株式の事はブルーチップと言いますし、ブルーブラッドといえば名門の血筋を表す言葉として使われています。

ほんとに青はいろいろなイメージを持つ色として、様々な言葉となって使われているんですね。

(参考文献 色の辞典)

青の世界 ⑵


(写真 沖縄美ら海水族館にて)

クールで落ち着いた青

青のイメージは色調によって変化します。
明るいスカイブルーは希望や積極性、淡いベビーブルーは優しく穏やかな気持ちを連想させます。
また深いマリンブルーは冷静・鎮静といった感情と結びつきます。

一般に青はクールな探究心や自立と繋がりやすく、深く自分自身を省みるというような落ち着いた精神の状態を生むようです。

漢字の「静」の字にも青が使われているのも、こうしたイメージから来ているのかもしれませんね。

一方で青二才や青侍など未熟者を形容したり、マタニティブルー(出産後の女性の気分が落ち込む事)などと、憂鬱な気分を表すマイナスの意味にも、ブルーは使われます。

私達の大好きな青、イメージや気分を表す言葉として、生活のいろいろなシーンで使われているんですね。

(参考文献 色の辞典)

青の世界 ⑴



自然界には希少な青

空や海とのつながりから、人間にとって青はとても親しみ深い色ですね。
好きな色の調査でも、年代や地域を問わず多くの場合トップにランクされます。

にもかかわらず、自然環境の中に青い物質や生物を探すのは大変です。
未開の言語の中には、青に当たる言葉を持たない言語もあるそうです。

英語でブルーダリアというと、極めて珍しい物・世の中にありえない物を意味する比喩表現の一つで、花言葉もそのままの意味「不可能」だそうです。

実在する青といえば、宝石のサファイアやラピスラズリ・熱帯魚のネオンテトラ・インコやオウムなど希少な物ばかりです。

最近では様々な研究がされていて、鮮やかな青ではありませんが「青い薔薇」も開発されています。
まだ高価なので花束ではなく、一本一本化粧箱に入れてギフトとして利用されているそうです。

私達の身近にあり、みんなが大好きな青、自然界では希少な色だったんですね。

(参考文献 色の辞典)

色と自然治癒力



人間の皮膚の色は体調だけでなく、感情の変化によっても変わります。
文字通り「真っ赤になって怒り」「恐怖に蒼ざめる」です。これはもちろん心の動きによって実際に血液の流れに変化が生じるからです。

皮膚の色だけでなく、髪・瞳・内臓の色に至るまで、人間の体は色彩豊かです。
これらの体の色が、実は健康を保つ働きをしているって、ご存知ですか?

例えば打ち身や内出血によって皮膚が暗い紫色に変色した時は、短い波長の紫色以外の全ての色の波長を積極的に吸収するという現象が起きています。
体の色彩のそれぞれの色が、フィルターの役割をしているんですね。

その結果自然治癒力が促進されて回復するのだそうです。この光線を浴びて回復力を高める事を「光線治療」というそうです。

私達自身の体の色が、生命を維持し再生する為のセンサー。私達人間の体って素晴らしいですね。

甘く感じるのはどっち?



小倉などの黒い羊羹と白い羊羹ではイメージ的にどちらが甘いと感じますか?
黒蜜と白蜜では?
黒い羊羹・黒蜜の方が、なんとなく甘いイメージではありませんか?

もちろん個人差はありますが、人は同じ甘さでも黒のような濃い色の方が甘みを強く感じると言われています。

ですから淡い色のお菓子は濃い色の器に盛りつけると、色が引き立って美しいだけでなく、器の濃い色に影響されてより甘みが強く感じられるのです。

お茶席で出される和菓子などは、昔から朱や黒の漆器盆に盛りつけられる事が多いようですが、経験的に和菓子の味を引き立てる方法を知っていたんですね。

色の体感温度って?



色には人間の生理や感情に及ぼす力があります。
それは人間が色を単に目だけでなく、心で受け止めているからです。
その中でも代表的なものが、暖色と寒色。

暖色系とは、赤・橙・黄などの長い波長の色で太陽や火を暗示するので、心理的に温かさを感じさせます。
一方寒色系の方は青緑・緑青・青などの短い波長の色で、水・空・海などを暗示し、心理的に冷たく感じさせます。

好き嫌いに関係なく、暖色系を見ると実際に体は温まり、体感温度も上がります。
逆に寒色系の色を見たり薄暗い所では体が寒く感じ、赤と違い自律神経への刺激も少ないので、体感温度は下がります。

体の感じる体感温度を調査した結果、暖色系と寒色系では、その心理的温度差はなんと3度も開きがあったそうです。

夏の白いレースとブルーのカーテンの組み合わせは、より涼しく感じさせる理にかなったものだったんですね。
色の感情効果、インテリアに上手に取り入れていきたいですね。

空の青いろいろ


(写真 綱町三井倶楽部)

昼間の晴れた空の色の事を「空色」と呼びますが、英語にはこの色を表現する色名がたくさんあります。

スカイブルー(sky blue)
スカイグレー(sky gray)
アザーブルー(azure blue)
セルリアンブルー(cerulean blue) 等

地平線の空の色はホライズンブルー(horizon blue )
天頂の空はゼニスブルー(zenith blue)
空の場所によっても色名が付けられています。

空を神様がいる至高の場所として、
ヘブンリーブルー(heavenly blue)
セレスチャルブルー(celestial blue )というのもあります。
これはキリスト教的な考えから来ているのかもしれませんね。

日本には古来より豊富な色名がありますが、なぜか空の色に関しては「空色」くらいしかないのが、不思議ですね。